VENUS & ECHOESはプレイステーション2ソフト『ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言』(以下『V&B』)という作品を愛し、その音楽を演奏するために結成された団体で、2016年1月9日(土)に同名の演奏会を実施いたします。

発売から約13年がたった、2016年1月。作中で使用された音楽の演奏を通して改めて『V&B』の素晴らしいストーリー、そして世界観を伝えられるような演奏会をお届け致します。

― 主宰挨拶 ―

私自身据置機はファミコン〜スーパーファミコン、そしてPCエンジン〜セガサターン・プレイステーション〜ドリームキャスト・プレイステーション2という機種を経て、ゲーム音楽の生演奏の良さに目覚めました。VENUS & ECHOESの最初のきっかけは、『7〜モールモースの騎兵隊〜(以下7)』のエンディングがとても印象的で、7の音楽に興味を持った事が始まりです。それから時間が経ち、V&Bをプレイした時に、7の時以上に音楽とストーリー(月並みですが、一番はウォルラス〜フリー〜レオの師弟関係)に感動して、是非演奏してみたいと思いました。

この企画をやってみようと思ったのは、去年の冬にゲームの音楽を室内楽形式で演奏している団体「シュデンゲンアンサンブル」のコンサートにヴァイオリンで出演させてもらいV&Bを取り上げた際に、V&Bの監督・演出・脚本構成をされた川口忠彦さんがスペシャルゲストで来てくださり、コンサートの打ち上げの際に「V&Bのオンリーコンサートをやってみたいですね」という話で盛り上がって、後日そのまま勢いに任せて企画をスタートという感じでした。

去年シュデンゲンで演奏した時は、もちろん少しでも良いものをと思って編曲・演奏をさせてもらったのですが、V&Bのストーリーはとても膨大なため、時間の関係等もありストーリー前半部分に流れる音楽を中心にした曲で演奏しました。今回企画をするにあたって、1人でも多くのV&Bファンの人に前回以上の内容をお届けしたいという事を軸に、前回出来なかったストーリー後半に流れる曲も辿って行きたいという事。 そして、このゲームで1番有名な曲「Waltz for Ariah」はもちろんですが、それ以外のゲームで使われた良曲の数々を演奏したい、そして聞いてほしいという部分に力を入れて演奏会が出来ればと思っています。

シュデンゲンアンサンブルでは7名の室内楽という形で演奏しました。今回はまだ完全には編成は決まってはいないのですが、30名前後の室内管弦楽団で行う予定です。V&Bを好きな一人として、みなさんと一緒にV&Bの名曲を想い出とともに慈しめればと思っています。

主宰 河合晃太